しゃんとせーやー
ぎっしぎっしと足踏み昇降運動をしながら聖闘士星矢Ωを観ていたら、いきなり某キグナスな人が出てきて、思わず「おおっ?」と声をあげてしまう。
あれ?
前回の予告で、伝説の白鳥座の聖闘士登場! とかやってたっけ?
やってたけど見逃しただけ?
ただ単にわたしがボケボケちゃんなだけ?
ひさしぶりに見たキグナスさんは、ぼくの知ってるキグナスさんとは声が変わっていたけれども、ちゃんとヘンなダンスを踊ってくれたので嬉しかったです。
真似して両手をくねくねさせてから片足をあげたりしたら転びかけました。
ああ、ダイヤモンドダストが使えるようになりたい……。
星座は水瓶座なのに。
ちなみに雑誌の占いコーナーを見たら水瓶座は「仕事は二歩前進して三歩下がる、後退運」とか書かれちゃってて、当たってるなあ……と思ったですよキャハ!
三歩下がるのかー……。
★ ★ ★
ちなみに上に書いた占いが載ってる雑誌は、みんな大好きガンダムエースなんですけどね。
なんか仕事運が後退してるのは、コネクションを紹介されながら感謝の念やお礼を忘れてるせいらしいですよ。
とくにコネクションを紹介……はされてないはずなんだけどなあ?
うーん。
あ、そういえばガンダムエースに連載されていたガンダムAGEの漫画、いよいよ敵の本拠地に攻めこむぜ! というけっこうクライマックスなところで、その敵の本拠地を攻略するシーンは丸ごとカットなんてかたちで、第一部完してました。
漫画は丁寧に描かれていて、けっこう良かったと思うんだけどなー……。
絵も上手かったしなー……。
あ、いや、もちろんアニメも面白いですよ!
やっぱ海賊ガンダムはカッコイイなあ、黒くて。
最初に見たときは「クロスボーンじゃねえか」ってツッコミを入れてしまったけれども。
なんだかんだで45話まで追いかけてしまったので、最後まで見届けたいと思います。
おもに二代目主人公であるアセムさんを応援しながら。
★ ★ ★
夏にふさわしく。
番町ぱんつ屋敷。
「お皿がいちまーい、お皿がにまーい……え? なに、この布……ぱんつ? それも、高級そうなシルクのショーツ!?」
「わたしのしわざです、幽霊のお嬢さん」
「だれ!? ……きゃっ!?」
「おっと、高級そうなのではなく実際に高級なシルクのショーツ一枚で失礼。なにしろわたくし、変態紳士ですから」
「変態……!? なのに紳士……!?」
「ええ。このネクタイが証です」
「シルクのショーツに……あとはネクタイ、アイマスクに、シルクハットだけ……!?」
「靴下と、革靴も履いてます」
「ふ、服だけを!」
「ええ、服だけを」
「そ……そんな変態紳士さんが、なぜ、わたしのお皿九枚セットに、シルクのショーツを?」
「この時期、日中は暑くとも、夜は冷えます……井戸にお住まいのあなたなら、なおさらでしょう」
「ま、まさか、それで?」
「ええ。幽霊とはいえ、女性が下腹部を冷やしてはいけません。各種婦人病のもとでございます」
「あ、ありがとう……ございます?」
「いえ。紳士ですから」
「ですけど、あのう……」
「おや、どうなされましたか、お嬢さん」
「お心遣いはありがたく思う……んですけど、わたし、ほら、江戸時代に殺されちゃった幽霊でしょう? 見てのとおり、着物しか着たことがなくって、だから、ありがたいんですけど、このショーツ、丁重にお返しいたしま」
「なんだ、そんなことですか。承知しました」
「え? あの、ちょっと」
「失礼」
「きゃっ!? あの、あのあのあのあの、変態紳士さん!?」
「着物しか着たことがないから、わからないのでしょう? この高級なシルクのショーツの穿きかたが……ですからして、この変態紳士が……手ずからに!」
「穿きかたがわからないだなんて、そんなことは、わたし、ひとこともぉ!」
「さて、まずは無い足首をつかんで、っと」
「きゃーきゃーきゃー! へ、へへへ変態! へ変態!」
「紳士ですよー……っと、こうして、片方をとおして」
「やだやだやだ、見える、見えちゃう! 穿いてないから! わたし江戸時代の人だから、なんにも下には穿いてないからあ!」
「そんなに暴れては、着物の裾がすっかりはだけて、煌々と輝く月明かりの下、すべてが目の当たりに……オゥ、エクセレンツ。ビューティホー」
「やめて見ないでよして許してお願いします!」
「……月が綺麗ですね」
「どこを見つめながらのセリフですか!」
「さて、もう片方の足首をつかんで、ほいっ、と……あとはずるるるるー」
「きゃんっ!?」
「これにて終了! ぱんつ、蒸着!」
「う、うう……」
「ぱんつ、赤射!」
「ううううう」
「ぱんつ、焼結!」
「うえええええーん! 見られたぁぁぁぁぁ。ぜんぶ見られちゃったぁぁぁぁ」
「……ふむ……宇宙刑事三部作でも許されないか……」
「あ、あなた! ああああ、あなた!」
「はい」
「あなた、ヒドイです! 幽霊ならなにをやってもいいと思ってるんですか! たしかにわたしは幽霊ですから、人権なんてありませんけれども!」
「まさか。そんなことは思ってなどおりません」
「だったら! なんで! どうして!」
「まず誤解がひとつ。わたしは生身の人間相手でも、きっとおなじことをしたでしょう」
「……! それは、犯罪です……!」
「」
「無言でニタリと笑わないでください! 怖いです!」
「ただ……ただわたしは、あなたに高級なシルクのショーツを穿いていただきたかった。ただ……ただそれだけだったのです。決して、見てはいけないものを見るつもりなんて、なかったのです」
「……本当ですか?」
「このネクタイに誓って」
「うう~……」
「最後に、ひとつだけ」
「なんです?」
「……とても、綺麗な月でしたよ」
「最ッ低ッ!」
「おっと、そんな、お皿を投げるなんてことをしたら……せっかくの高いお皿が、割れてしまいますよ?」
「いいもん! こんなもの、どうせ一枚足りないんだもん!」
「しかし、それでは足りない枚数が、どんどんと増えて……」
「死ね! 死んじゃえ!」
「いちまーい、ぱりーん。にまーい、ぱりーん。さんまーい、ぱりーん」
「よけるなー!」
「よんまーい、ぱりーん。ごまーい、ぱりーん。ほーれほれほれ」
「あぁぁぁぁ、バカにしてえぇぇぇ!」
かくして、数える皿をぜんぶ割ってしまった幽霊は、しかたがないので成仏するかと思いきや、恨み骨髄、高級なシルクのショーツにネクタイ一丁、あとはアイマスクにシルクハット、靴下に革靴という姿の変態紳士に、取り憑いてやったとのことじゃ。
どんとはれ。
★ ★ ★
……たしかに三歩下がってるような気がしないでもないです。
あれ?
前回の予告で、伝説の白鳥座の聖闘士登場! とかやってたっけ?
やってたけど見逃しただけ?
ただ単にわたしがボケボケちゃんなだけ?
ひさしぶりに見たキグナスさんは、ぼくの知ってるキグナスさんとは声が変わっていたけれども、ちゃんとヘンなダンスを踊ってくれたので嬉しかったです。
真似して両手をくねくねさせてから片足をあげたりしたら転びかけました。
ああ、ダイヤモンドダストが使えるようになりたい……。
星座は水瓶座なのに。
ちなみに雑誌の占いコーナーを見たら水瓶座は「仕事は二歩前進して三歩下がる、後退運」とか書かれちゃってて、当たってるなあ……と思ったですよキャハ!
三歩下がるのかー……。
★ ★ ★
ちなみに上に書いた占いが載ってる雑誌は、みんな大好きガンダムエースなんですけどね。
なんか仕事運が後退してるのは、コネクションを紹介されながら感謝の念やお礼を忘れてるせいらしいですよ。
とくにコネクションを紹介……はされてないはずなんだけどなあ?
うーん。
あ、そういえばガンダムエースに連載されていたガンダムAGEの漫画、いよいよ敵の本拠地に攻めこむぜ! というけっこうクライマックスなところで、その敵の本拠地を攻略するシーンは丸ごとカットなんてかたちで、第一部完してました。
漫画は丁寧に描かれていて、けっこう良かったと思うんだけどなー……。
絵も上手かったしなー……。
あ、いや、もちろんアニメも面白いですよ!
やっぱ海賊ガンダムはカッコイイなあ、黒くて。
最初に見たときは「クロスボーンじゃねえか」ってツッコミを入れてしまったけれども。
なんだかんだで45話まで追いかけてしまったので、最後まで見届けたいと思います。
おもに二代目主人公であるアセムさんを応援しながら。
★ ★ ★
夏にふさわしく。
番町ぱんつ屋敷。
「お皿がいちまーい、お皿がにまーい……え? なに、この布……ぱんつ? それも、高級そうなシルクのショーツ!?」
「わたしのしわざです、幽霊のお嬢さん」
「だれ!? ……きゃっ!?」
「おっと、高級そうなのではなく実際に高級なシルクのショーツ一枚で失礼。なにしろわたくし、変態紳士ですから」
「変態……!? なのに紳士……!?」
「ええ。このネクタイが証です」
「シルクのショーツに……あとはネクタイ、アイマスクに、シルクハットだけ……!?」
「靴下と、革靴も履いてます」
「ふ、服だけを!」
「ええ、服だけを」
「そ……そんな変態紳士さんが、なぜ、わたしのお皿九枚セットに、シルクのショーツを?」
「この時期、日中は暑くとも、夜は冷えます……井戸にお住まいのあなたなら、なおさらでしょう」
「ま、まさか、それで?」
「ええ。幽霊とはいえ、女性が下腹部を冷やしてはいけません。各種婦人病のもとでございます」
「あ、ありがとう……ございます?」
「いえ。紳士ですから」
「ですけど、あのう……」
「おや、どうなされましたか、お嬢さん」
「お心遣いはありがたく思う……んですけど、わたし、ほら、江戸時代に殺されちゃった幽霊でしょう? 見てのとおり、着物しか着たことがなくって、だから、ありがたいんですけど、このショーツ、丁重にお返しいたしま」
「なんだ、そんなことですか。承知しました」
「え? あの、ちょっと」
「失礼」
「きゃっ!? あの、あのあのあのあの、変態紳士さん!?」
「着物しか着たことがないから、わからないのでしょう? この高級なシルクのショーツの穿きかたが……ですからして、この変態紳士が……手ずからに!」
「穿きかたがわからないだなんて、そんなことは、わたし、ひとこともぉ!」
「さて、まずは無い足首をつかんで、っと」
「きゃーきゃーきゃー! へ、へへへ変態! へ変態!」
「紳士ですよー……っと、こうして、片方をとおして」
「やだやだやだ、見える、見えちゃう! 穿いてないから! わたし江戸時代の人だから、なんにも下には穿いてないからあ!」
「そんなに暴れては、着物の裾がすっかりはだけて、煌々と輝く月明かりの下、すべてが目の当たりに……オゥ、エクセレンツ。ビューティホー」
「やめて見ないでよして許してお願いします!」
「……月が綺麗ですね」
「どこを見つめながらのセリフですか!」
「さて、もう片方の足首をつかんで、ほいっ、と……あとはずるるるるー」
「きゃんっ!?」
「これにて終了! ぱんつ、蒸着!」
「う、うう……」
「ぱんつ、赤射!」
「ううううう」
「ぱんつ、焼結!」
「うえええええーん! 見られたぁぁぁぁぁ。ぜんぶ見られちゃったぁぁぁぁ」
「……ふむ……宇宙刑事三部作でも許されないか……」
「あ、あなた! ああああ、あなた!」
「はい」
「あなた、ヒドイです! 幽霊ならなにをやってもいいと思ってるんですか! たしかにわたしは幽霊ですから、人権なんてありませんけれども!」
「まさか。そんなことは思ってなどおりません」
「だったら! なんで! どうして!」
「まず誤解がひとつ。わたしは生身の人間相手でも、きっとおなじことをしたでしょう」
「……! それは、犯罪です……!」
「」
「無言でニタリと笑わないでください! 怖いです!」
「ただ……ただわたしは、あなたに高級なシルクのショーツを穿いていただきたかった。ただ……ただそれだけだったのです。決して、見てはいけないものを見るつもりなんて、なかったのです」
「……本当ですか?」
「このネクタイに誓って」
「うう~……」
「最後に、ひとつだけ」
「なんです?」
「……とても、綺麗な月でしたよ」
「最ッ低ッ!」
「おっと、そんな、お皿を投げるなんてことをしたら……せっかくの高いお皿が、割れてしまいますよ?」
「いいもん! こんなもの、どうせ一枚足りないんだもん!」
「しかし、それでは足りない枚数が、どんどんと増えて……」
「死ね! 死んじゃえ!」
「いちまーい、ぱりーん。にまーい、ぱりーん。さんまーい、ぱりーん」
「よけるなー!」
「よんまーい、ぱりーん。ごまーい、ぱりーん。ほーれほれほれ」
「あぁぁぁぁ、バカにしてえぇぇぇ!」
かくして、数える皿をぜんぶ割ってしまった幽霊は、しかたがないので成仏するかと思いきや、恨み骨髄、高級なシルクのショーツにネクタイ一丁、あとはアイマスクにシルクハット、靴下に革靴という姿の変態紳士に、取り憑いてやったとのことじゃ。
どんとはれ。
★ ★ ★
……たしかに三歩下がってるような気がしないでもないです。