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ドラ子とノブタ

「あれっ」
「どうしたんだいノブタくん。ブタが豆鉄砲食らったような顔をして」
「鳩ならともかく、ブタは豆鉄砲食らっても平気だろ。いや、おまえ、ぱんつ……」
「やだ! えっち! 見ないで!」
「さんざん丸だしにしておいていまさらだなドラ公」
「なんだよ。なにがいいたいんだよ。ぱんつ丸だしは22世紀のデファクトスタンダードなんだよ。この原始人がっ!」
「いまは21世紀だポンコツロボット」
「セクサロイドっていってくれよ」
「なんで得意げなんだよ。なんだそのどや顔」
「……で、なに? ぱんつがどうしたの? 脱げって?」
「脱ぐな。穿け」
「ああもう、どうしろっていうんだよ! ……あ、わかった。ブルマ?」
「そのぱんつ、なんか前と変わってないか」
「当たり前だろうノブタくん。ぼくほどの高性能ロボットになると分泌物もそれなりだからね。いくら未来のぱんつでも連続使用は一週間が限度さ」
「分泌するなよロボットが」
「ぼくにいわないでくれよ。分泌しなくちゃつまらないんだってさ……おもにフランス人が」
「匂いですか」
「匂いですね」
「エッフェル攻撃みたいな」
「エッフェル塔前で岬くんと再開みたいな」
「キャプ翼談義はさておき、それ、四次元ぱんつだったろ? ということはナニか。いまはノーマルぱんつなのか」
「違うよ。ちゃんと四次元ぱんつだよ」
「スペア的な?」
「違うよ。ただのぱんつだよ。ユニクロで買った」
「ユニクロか」
「ダイソーじゃないだけ褒めてもらいたいものだね」
「どうでもいいのだが、ユニクロぱんつならやはり四次元ぱんつとはいえないのではないだろうか」
「さすがノブタくんは童貞だね。なんにもわかっちゃあいない」
「いきなりなんだよ。おまえは山岡か」
「一週間お待ちください。本物のぱんつをお見せしますよ」
「やめて。見たくないから。一週間もののぱんつなんて。童貞の夢を壊さないで」
「だからさー、たとえユニクロぱんつでも、ぼくが穿けば四次元ぱんつなんだよ!」
「すみませーん。このポンコツ、クーリングオフお願いしたいんですがー」
「やめろよ。送り返すなよ。ようやく逃げてきたんだから」
「おまえ未来でなにやらかしてきたんだよ」
「女の子はね! 女の子のぱんつの中にはね! ――四次元が広がっているんだよ」
「へー」
「わあ。なにそのリアクション」
「とりあえず、ぱんつは毎日変えような」
「えー」
「だっておまえ、そこからだすんだろ、ひみつ道具」
「ださせてくれないじゃん! ひみつ道具! ぜんぜん! カビが生えちゃうよ! ……あっ、もしかして、臭そうだからださせてくれなかったの?」
「それもあるけど」
「あるんだ」
「なんか不幸になりそうで」
「あー」
「調子にのって使いまくって、で、バッドエンドみたいなね」
「まあ、起承転結だからね」
「どうしてもオチでなあ」
「四コマ漫画だったらね。最近はオチなくてもいいのに」
「まあ、ひみつ道具はいいよ。そんな便利なものに頼っていたら、オレ、ロクな人間にならなそうだし」
「ホント堅実だよねノブタくんは。その腹といい」
「揉むな。ほぐすな」
「ぼく、どうしてここにいるんだろう。ひみつ道具も使わせてもらえないし」
「逃げてきたんだろ?」
「うん……」
「ホントになにやらかしてきたんだよ」
「公安九課が……」
「バトー!」
「トグサ!」
「とりあえず、ぱんつは毎日変えろよな」
「えー」
「じゃなきゃごはん抜きな」
「どうせキャットフードじゃないか」
「いらないならそういえよ」
「ああもう、だったらいいよ! 穿かなきゃいいんだろ! そうすれば変える必要もないからね! 少年よ、ぱんつを捨てよ、街にでよう!」
「脱ぐな。穿け。あとそれはただの変質者だ。捕まるぞ」
「法律は人を裁くためのもの……されど我はロボットなり!」
「ということは、問答無用でスクラップにされてもだれも罪に問われないということですね」
「ご主人さま、ぼく、キャットフード美味しいだにゃあ!」
「よしよし」
「ごろにゃーご、ごろにゃーご!」
「……そろそろご飯だな」
「たまにはぼくも食べたいなあ……人のエサ」
「我慢しろよ。人の食べ物は猫には塩分が強すぎるんだ」
「ぼくって猫じゃなくって猫型セクサロイドなんですけどね」
「セクサロイドを推すねえ」
「ぼくのアイデンティティだからね」
「処女だけどな」
「しょ、しょ、しょ、処女ちゃうわ! めっちゃヤリマンやっちゅーねん!」
「べつに恥ずかしいことじゃないだろ。とっておけよ。大事に」
「……ノブタくん」
「なんだ」
「童貞のくせになまいきだ」
「揉むな。ほぐすな」
「なまいきだあああ!」
「だから腹の肉を揉むなというに」
「ごはんですよー」(と、階下から)
「はーい」
「はーい」

★  ★  ★

風邪をひきました。
熱です。
喉が痛いです。
たまに外出しようと思って街にでたらこれだよ!
引きこもりは抵抗力がないねえ!

寝ます。
おやすみ。
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プロフィール

西野かつみ

Author:西野かつみ
西野かつみ(にしの かつみ)



もの書き。男。
第1回MF文庫Jライトノベル新人賞で佳作受賞。
2005年10月25日、受賞作の「かのこん」でMF文庫よりデビュー。
2008年3月現在、気がついたら「かのこん」を10冊以上出してた! びっくり!
いまのところまだ続く予定。



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三等身のSDキャラがかわいいの。

まんがで読むといろんな意味で威力倍増。
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自分の書いた本
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ドラマCD
これはドラマCDとは違うんですが。
アニメにともなって放送されたネットラジオを収めたもの。
耕太役の能登さんとちずる役の川澄さんがあまりに仲が良くて、聴いてるとにまにましますぜ。

アニメの後日談的内容。
ちょっとえっちでちょっぴりおバカ。かのこんの本質をあらわした内容でございます。

かのこん1巻の内容を声で。
「ああん、耕太くぅん……」「はわわわわ、ち、ちずるさぁん」どうんだうん。
聴いているとなんかこう、身もだえてしまう。だれだ、こんな甘々らぶらぶちゅっちゅっちゅな話を書いたのは! ああ、わたしか! ごめん!
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