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だっしゃー

ちょっとした所用がありまして、花の都、大東京へいってまいりました。

東京は暑いですね!
まー、わたしが住んでいるのは東北は岩手なので、南にいけば暑くなるのは当然なんですが、なんといいましょうか、ただ温度が高いだけならともかく、湿度までもが高い!
むしむしした空気に、すっかり蒸し蒸しされました。
気分は売れ残ったコンビニのにくまんです。
表面がどろどろになったやつです。

ぐんにゃりとなりながら、なんとか所用、完了。

そのあと、ちょっとしたご縁がありまして、アニメで脚本を書かれていた鈴木さん、小鹿さんの両先生がたとおひさしぶりでお会いすることができました。

アニメの打ちあげ以来の再会。
いろいろと興味深く、ためになるお話をされる。

アニメになってよかったなあ、と思うことはたくさんあるんですが、そのひとつに、こうしてさまざまな職種のかたがたと縁を持つことができた、というのがあります。
だってほら、ねえ。
なかなか会えるものではないじゃないですか。
脚本家のかたや、アニメの制作会社のかたがた、役者のかたがたなんかとは。
それもみなさん、第一線でバリバリと活躍されてるかたばたばっかり。

お会いするたびに思うんですよね。
一流のプロはすげえなー! って。
自分はまだまだだなー! とも。

いつかはあんな風になれるのかなあ、と遠い目をしたりもするんだぜ。
この感覚、どこかで……? と考えてみたら、アレです。学生時代、センパイに対して感じたのとそっくりでした。学生のころって、ひとつ学年が上なだけでも、とんでもなくオトナに見えたじゃないですか。それとおんなじ。齢三十になって、あのころとおなじ感覚を味わおうとは思わなんだ。悪くないですけどね。目標があるというのはね。

目標、ということで、ここでひとつ告白すると、じつはちょっとわたし、燃えつきてたりもしたんです。
あまりにもうまくいきすぎてて。

こうして書くと自慢に聞こえるかもしれませんがっていうか自慢なんですが、MF文庫の新人賞佳作を獲って、デビューして、あれよあれよというまに漫画化、ドラマCD化、でもってアニメ化、ゲーム化ですもの。

「ああ、こうなればいいなあ」ってうすらぼんやりと思ってたこと、ぜんぶやっちゃったじゃん!

これがまた、みんな出来がいいんだ。
たとえば、仮にアニメが残念な出来だったりしたら、「ちくしょう! つぎの作品でリベンジしてやる!」とか恨パワーで頑張れるような気がするんですが、もう奇跡のように素晴らしいものになったじゃないですか。監督の狙い、絵力、脚本の妙、役者さんたちの渾身の演技、高見作画監督のちずるへの情熱と、すべてのピースが合致、思わず原作者がサンプルとしてDVDはもらえるというのに保存用として別個に買い求めてしまうほどのとてつもないアニメになっちゃったじゃないですか。

これ以上、なにを求めるの? っていう。
カッコつけたいいかたを許していただけるなら、バーンアウト症候群といいましょうか。
なにかが燃えつきてしまったんですな、これが。

かのこんが、なにも狙ってなかった、というのも大きいかもしれません。
本当に、メディアミックスなんてまったくもって考えずに、欲望のおもむくまま書き散らしてたんです。
ぶっちゃけてしまえば、ここまで多くの読者のみなさんに受け入れられるとも思ってませんでしたし。みんなドン引きなんだろうなー、でもまあいっかー、どーせわたしゃ乳作家ですぅー。おっぱいおっぱいー。

あん? 漫画化? ないない。
はあ? ドラマCD化? ぷぷぷ。
うえ? アニメ化? やれるもんならやってみやがれ、2巻でおしりぺんぺんやった時点であきらめとるわ!

やったもんねえ、アニメでもおしりぺんぺん。
ひみつのケーキまでやっちゃったもんねえ。
土下座しなくちゃならないですねホント。わたくしがまちがっておりましたー。

うん、だから、かのこんは狙ってなかった。
こういうことをいったらアレなんですけど、MF文庫Jというレーベル内でも異端というか、はぐれ国際軍団というかブロンドアウトローズというかレイジング・スタッフというか、プロレスを知らないひとにはまったくもって理解できないたとえを繰り返しつつきちんと説明すると、絶対主流にはなれないと思ってましたんで、もうホント、開き直って好き放題にやらかしてました。

それがねえ……。
ここまで大きくなってくれるとはねえ……。
書いたこっちがびっくりだあ……。

と、話を戻しますと、まったく思ってもみなかったかたちで成功を収めてしまって、たぶん、うまく処理できなかったんだろう、といまならわかりますが、当時(といってもけっこう最近)は、とにかくやる気がおきなくておきなくて。どうしてもやる気がおこせないことで、落ちこんだりもして。なんで? アニメにもなったのに、大勢のかたがたが奮闘してるのに、自分はなんで? そんなダメスパイラルに、がーん、と。

その落ちきったモチベーションが、プロとして仕事をやり抜いているかたがたとお会いすることで、回復したんですよね。

ああ! なんだ、自分はまだまだだ!
もっとがんばらなきゃ!
ああいうイカしたオトナにならなくちゃ!

というわけでして、鈴木さん、小鹿さんの両脚本家の先生とたまたまでしたが再会できたのは、とても嬉しいことだったのでありました。ホンットがんばらなきゃなあ。自分、まだまだ若僧っス。



ここまで書いて、ふと思ったんですが、ほかの小説家さんとか、どうなんでしょうね?
成功して逆に目標を見失ったというわたしみたいなかた、いらっしゃらないんでしょうかね?
いちどお話をうかがってみたいものです。
ちなみに、人づてに聞いたとある小説家さんのばあい、わたしとは逆にめちゃくちゃモチベーションがあがりまくりだったそうです。それを聞かされた当時ダメスパイラルの渦中にあった某乳作家は、「ああ……おれ、きっとこの仕事に向いてないんだ。才能ないんだ」と、荷物をまとめて国に帰ることを実家にいながら考えたそうです。いまとなっちゃ笑い話ですがね!
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プロフィール

西野かつみ

Author:西野かつみ
西野かつみ(にしの かつみ)



もの書き。男。
第1回MF文庫Jライトノベル新人賞で佳作受賞。
2005年10月25日、受賞作の「かのこん」でMF文庫よりデビュー。
2008年3月現在、気がついたら「かのこん」を10冊以上出してた! びっくり!
いまのところまだ続く予定。



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これはドラマCDとは違うんですが。
アニメにともなって放送されたネットラジオを収めたもの。
耕太役の能登さんとちずる役の川澄さんがあまりに仲が良くて、聴いてるとにまにましますぜ。

アニメの後日談的内容。
ちょっとえっちでちょっぴりおバカ。かのこんの本質をあらわした内容でございます。

かのこん1巻の内容を声で。
「ああん、耕太くぅん……」「はわわわわ、ち、ちずるさぁん」どうんだうん。
聴いているとなんかこう、身もだえてしまう。だれだ、こんな甘々らぶらぶちゅっちゅっちゅな話を書いたのは! ああ、わたしか! ごめん!
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